札幌市時計台は、札幌を代表する観光名所です。
ただ時計台の前で記念写真を撮影している観光客は多く見かけられるのですが、
内部の展示室や資料映像の詳細までをじっくり鑑賞する人は、それほど多くありません。
時計台の雰囲気を味わって2階のフロアで一休みするだけであれば、
20分ほどで展示を見て回ることができます。
資料のすべてを丁寧に見学すると、およそ1時間半から2時間がかかります。
札幌の紹介映像や明治10年代の街並みと札幌農学校の模型があるほか、
開拓使の歴史や新渡戸稲造、廣井勇のノートから知る当時の教育、
クラーク博士らアメリカから来た教師についての紹介もあります。
2階フロアでは時計台をつくる機械のしくみ、
バルーンフレーム構造について知る展示などもあり、
開拓と農学校について一通り回る「北海道開拓と札幌農学校コース」は、
鑑賞に30分程度がかかります。
また札幌農学校の大型模型や時計台年表、修復、
耐震補強などについて鑑賞する「時計台修復コース」も、見学に30分ほどがかかります。
毎正時には時を告げる鐘を鳴らしますから、
時計台の見学と鐘の鳴る時間を合わせることもおすすめです。
鐘の数が多い時間帯であれば、鐘が鳴るしくみもじっくり観察することができます。
↓札幌時計台の鐘
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